Q&A

よくあるご質問にお答えします。

Q1

慢性腎臓病を治療しないとどうなりますか?

A. 放っておくと、腎臓の血液がいためつけられ、腎臓の働きがどんどん悪くなります。同時に全身の血管も傷つき、心臓病や脳卒中が起こりやすくなります。心臓などが悪くなると、腎臓に栄養分を送る血液の量も減るため、腎臓がさらに悪くなるという悪循環に陥ってしまいます。

Q2

日常生活で何に気をつければよいでしょうか?

A. まずは、生活習慣を改善しましょう。肥満の改善、塩分を控える、禁煙、適度な運動、食事の味付けを薄味にするなど日ごろの悪しき習慣を改善しましょう。
※腎臓の障害(たんぱく尿)を進行させないために、タンパク質の少ない食事療法を行う場合があります。

Q3

尿毒症とはなんですか?

A. 老廃物が蓄積するとさまざまな影響が全身に出てきます。この状態を「尿毒症」といいます。
尿に出るべき毒素がたまって起きた症状という意味です。
いろいろな臓器に異常が起こり多彩な全身症状であることが特徴です。

Q4

透析を開始の基準は何ですか?

A. 尿毒症の症状が強いかどうかが判断基準となります。その中でも
1)食欲がない、はきけや嘔吐のために食事が取れない
2)横になると胸が苦しくなる、胸が圧迫されてどきどきする。
3)身体がだるい、仕事の気力や元気が球になくなった、頭が重い
4)手足の筋肉がつりやすい。
5)鼻血や歯ぐきからの出血が止まりにくい
とくに1,2は重要です。

Q5

透析時間と透析回数はどのくらいかかりますか?

A. 透析時間は、1回当たり4~5時間。透析回数は週当たり3回という基準が採用されています。
この範囲で患者さんの状態、体内で生産される老廃物量、必要な徐水量などをみて、透析時間、回数が決められます。

Q6

透析にかかる医療費はどのくらいかかりますか?

A. 透析療法の医療費は高額ですが実際には、医療費の優遇策があり皆さんの払う費用は非常に少なくてすみます。
諸手続きが必要となります。詳しくはお尋ねください。